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人前でうたっている最中、演奏している最中、
全部真っ白になる。
その、どうにもならない空間をさまよいながら、そこに偶然浮かんでいる、別の言葉や、音程や、リズムを、必死で探す。
お、いいじゃん、これ。やったね。覚えとこう。
とか思いながら、うたい続け、弾き続け、無になって、失笑買ったりして、それでもなんとか着地したり。やっぱり地獄に堕ちたり。
冷や汗かきつつ、わくわくする感じ。
最近、久々に感じたそんなことが、なんだか楽しかった。
別物になってやろうっていうのとは、ちがう。
以前から戸っ散らかっていた音と言葉が、気持ちよく流れて、また集まっていくような、いかないような、そんな感じの曲がいい。
この国の様子が一変する日の前、
昨年の秋頃から少しずつ、やっと、
それができるようになってきた。
長いこと、そういうことはなかったのに。
そんな折、幸運がつながって、長かった音楽活動の停滞が動きだした。
変な元気もあったのかな。よかったと思う。
約束、予定、そういうものが何もないまま、何もせず、何もできず、また何の手応えもなく、あの日を迎えて、今日になっていたら、いま全然違う気持ちでいたかもしれない。
どうなるのか、これから。
本当に、どうなるかわからない。生きていくってことは。
簡単じゃないこともある、たのしみなことも、ある。
僕なりに、いままでとは違う恐怖を感じて、なにかが変わったのか、なくしたのか、消えたのか、なんでもないのか。
自分の駄目なところは、とくべつ改善されていない。
ただ、なんともいえない、なにか、静かな活気、みたいなものが、いまじぶんのなかにあって、それをうまく出していけたらいいなと思う。
何れにせよ、この先、いつかまた世界のなにかが、いろんなことが、大きく変わるとき、できれば平和な方向、たのしい方向に変わるとき、
そのときも、どこかでひっそりと、若しくは大音量で、じぶんが音楽活動をつづけているとしたら、それはいいことなんじゃないかと思う。
もちろん僕が健康で、大好きな人たちもみんな健康でね。
ごしま